
「あの子は勉強もスポーツもでき、クラスのみんなから一目置かれる存在だ」
普段私たちが使う日常会話の中にも、実は囲碁が語源の言葉がたくさんあります。
【一目置く】というのもその中のひとつです。
囲碁が語源の言葉の中にはどんなものがあるか気になったことはありませんか?
私も【一目置く】など囲碁が語源として有名な言葉はいくつか知っていましたが、あの言葉もその言葉も囲碁からきていたの?と新たな発見がありました!
そんな囲碁が語源の言葉を今回はご紹介します。
囲碁が語源の言葉はたくさんあった!

まず、冒頭にも紹介した【一目置く】という言葉。
これは囲碁でいうハンデのことを指しています。
囲碁は黒石と白石を使う競技ですが、例えば五段VS二段が戦う場合その差は3つなので黒石を持つ二段の人が先に石を3目置いてから始めます。
では、五段VS六段の場合はどうでしょうか?
そうです。
六段の人が段位が上なので白石を持ち、黒である五段の人はハンデとして先に石を置いて始めることから強い人に対して一目置くという言葉が生まれました。
現代では先に置く方を先番と言って、一目置くとはなかなか言いませんが、二段差、三段差の場合は二目、三目置くという風に表現します。
二目、三目の場合は置く場所が星の決まった場所なのでそのように表現する一方、一目置くは初手なので決まった星の場所ではなく自由にどこでも打てる所からそのように言われなくなったのかもしれません。
それ以外にも【布石】や【定石】、【捨て石】なども囲碁からきているんですよ~
初心者は石を取るのが楽しかったり、逆に取られるのはとても抵抗があると思います。
しかし、上達するうちに小さな石をあえて相手に取らせて他の大きな場所を自分のものにする捨て石作戦ができるようになります。
強い人はその辺の駆け引きがとても上手で、石を取って喜んでいたら気づいたら別の大きな石を取られていたなんてことがあります。笑
そういった心理戦にわくわくどきどきします。
他の日常で使われる囲碁用語について気になるかたは、動画もチェックしてみてください。
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