突然ですが、
「囲碁のプロ棋士って何歳でなるかご存じですか??」
一般的に高校を卒業してから、就職する人。
卒業後大学や専門学校へと進学する人。
早くても社会人になるのって18歳くらいですよね。
しかーし、囲碁の世界は違います!
一風変わったプロ棋士の世界。
ここ数年で時代の変化とともに制度も大幅に変わっているので、その辺もあわせてご紹介します。
【囲碁】プロ棋士は何歳でなれるのか?
本題に入る前に、
野球少年ならみな憧れるプロ野球選手ですが、高校卒業後の18歳か大学卒業後の22歳でなる人がほとんどかと思います。
頭脳のスポーツとも言われる囲碁は18歳や22歳という明確な年齢でプロになるわけではありません。
結論から言うと、みなバラバラ。
プロ試験に合格すれば何歳でもなれます!!!
【注意】22歳までに合格しなければそれ以降は試験を受けられません。
何歳でもと言っても、その多くは中学生でプロになっています。
プロなのでもちろんお給料も発生します。
受験生が1日に何時間も勉強を頑張るように、プロを目標とする子は1日中囲碁の勉強をします。
もちろん中学校は義務教育なので、学校に通いながらになりますが、昔はプロになると高校へ進学する人はほとんどいませんでした。
しかし、現代では多くのプロ棋士が高校へ通っています。
一流棋士でありながら、大学まで進学した人もいてこれも時代の変化なのだろうなぁと思います。
東大卒でプロ棋士の先生が、東大に入るよりもプロ試験の方が厳しかったと語るほどですからいかに狭き門なのかが伝わるかと思います。
将棋の世界も似ていますよね。
将棋で大人気の藤井聡太さんは最年少14歳2ヵ月でプロになっています。
藤井フィーバーで将棋を始めた人も多いのではないでしょうか。
関係ないですが、私はそのころ家族でチェスにハマってました。笑
結局いつの間にかやらなくなってしまいましたが‥。
囲碁の世界では、2019年に仲邑菫さんが10歳で史上最年少プロになっています!
10歳で!?というのも驚きですが、実は私が高校時代の大会でお友達になった幸さんの娘さん!!ということで個人的に二度驚きました。笑
どうやってプロになるの?
プロ試験を受けて合格すればプロになれます。
と言いましたが、プロを目指す多くの子はまず院生になって試験を受けます。
将棋で言う奨励会のようなものですね。
院生でないとプロ試験を受けられないというわけではないですが、プロの卵が集まる集団なのでそこで腕を磨くのが王道と言えます。
プロ試験と一言で言っても、
【夏季棋士採用試験】
【冬季棋士採用試験】
【女流棋士採用試験】
【中部総本部所属棋士採用試験】
【関西総本部所属棋士採用試験】
という枠で年間に7~8名がプロになるのが通常でした。
しかし、令和に入り制度が大幅に変わり女性や小学生、外国人に優遇した特別採用試験が新設。
そのため令和元年度の入段者(プロ棋士)は、過去最高の13名となりました。
最年少入段の菫さんもこの年の採用ですが、その後2022年13歳で女流名人戦の挑戦者という驚異の最年少記録も作りました!!
入段する年齢もそうですが、タイトル戦への挑戦も20年前とは大きく変わり低年齢化しているのがわかります。
おそらくインターネットの普及により、都市部地方に関係なく囲碁ができる環境があるというのが大きいでしょう。
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